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0767-52-6611 石川県七尾市藤橋町ア部6番地4

手術

公開日:

産婦人科の手術について

当院で行っている婦人科・産科の主な手術についてご案内します。

外来手術

外来で行う主な処置・手術です。
  1. 子宮頸管ポリープ切除
  2. 子宮頚部組織診
  3. 子宮内膜症組織診
  4. バルトリン腺嚢胞・膿瘍:穿刺、造袋術 など

婦人科手術

疾患や患者さんの状態に応じて、適切な手術方法を選択します。
01

膣式手術

膣式子宮全摘術・子宮脱手術などを行っています。 子宮頚部異形成、上皮内がん、子宮筋腫などで子宮全摘が必要な患者さんに行われる手術です。膣から手術を行うため、お腹に傷ができず、術後の回復もスムーズです。 また、子宮脱・下垂の患者さんは、子宮全摘に前後膣壁形成術を追加します。余った皮膚を切除し、下垂している膀胱や直腸を正常な位置に戻す手術です。 手術時間の目安:1時間~1時間30分
入院期間の目安:約1週間 出血量も少なく、患者さんへの負担が少ない手術です。

02

腹腔鏡下手術・子宮鏡下手術

当院では主に、卵巣腫瘍、卵管腫瘍、異所性妊娠に対して腹腔鏡下手術を行っています。 その他、卵巣腫瘍を合併した子宮全摘も行っています(腹腔鏡下補助膣式子宮全摘術:LAVH)。 当院では現在、腹腔鏡下筋腫核出術は行っていません。 子宮粘膜下筋腫や子宮内膜ポリープに対しては、子宮鏡を使用した経頸管的腫瘍切除術も行っています。 いずれも傷が小さい、または膣式に行うため、患者さんへの負担が小さくなります。 手術時間の目安:1~2時間
入院期間の目安:約5~7日

03

円錐切除術

子宮頚部異形成や上皮内がんの患者さんに行う手術で、子宮の入り口を切除する手術です。当院では超音波メスを使用しています。 手術時間の目安:約30分
入院期間の目安:約3~5日 術後の止血を確認したうえで退院となります。

04

腹式手術

膣式手術や腹腔鏡では摘出が困難な大きな筋腫や卵巣腫瘍、既往手術による癒着が考えられる患者さんには腹式手術を行います。 お腹の傷は最小限となるよう努めています。病気にもよりますが、縦切開・横切開を選択していただくことができます。 ※症例によってはご希望に添えない場合があります。 手術時間の目安:30分~2時間
入院期間の目安:約1週間

05

子宮筋腫核出術

子宮筋腫のある患者さんで、今後妊娠・出産を考えている方や、子宮を取りたくない方に適した手術です。 子宮全摘に比べ出血のリスクは若干高くなりますが、妊孕性を保てる有用な手術です。ただし、筋腫の位置等によっては難しい場合もあります。 手術時間の目安:1時間~1時間30分
入院期間の目安:約1週間

産科手術

妊娠中の状態や分娩経過に応じて必要となる主な手術です。
01

流産手術

残念ながら赤ちゃんの心拍が確認できない場合、または心拍がなくなってしまった場合には、流産の処置が必要となることがあります。 静脈麻酔を行い、吸引や掻爬にて子宮内容を排出する手術です。 手術時間の目安:約20分
入院:当日朝に来院していただき、夕方に出血量や体調を確認して退院となります。

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子宮頸管縫縮術

子宮頸管長の短縮や子宮口が開いてきた患者さん、また前回子宮頸管が短くなった患者さんに行う手術です。 方法にはマクドナルド法、シロッカー法があり、患者さんの状態をみて決定します。 手術時間の目安:約30分
入院期間の目安:約1週間

03

帝王切開術

前置胎盤、外陰ヘルペス感染症、胎児心拍異常、常位胎盤早期剥離、合併症妊娠、既往子宮手術(筋腫核出術など)、既往帝王切開、骨盤位などの場合に行います。 創部は縦切開・横切開を選択していただくことができます。 ※症例によってはご希望に添えない場合があります。 手術時間の目安:45分~1時間弱
手術開始から赤ちゃんの娩出までは1~2分です。出生後は小児科の医師が診察します。 まれに出血が止まらず、子宮全摘や膣上部切断術が必要となる場合があります。

帝王切開後の経腟分娩(VBAC)について

帝王切開術後の経腟分娩をVBAC(Vaginal birth after cesarean section)といいます。 VBAC成功率は約50%とされています。しかし、VBACでは子宮破裂の確率が、手術をしたことのない患者さんに比較して10倍高くなるといわれています。 万が一発生すると、赤ちゃんだけでなく母体にも大きなリスクとなります。発生後早期に手術を行った場合でも、重度の障害を残したり、母体死亡につながることがあります。 当院では、万が一子宮破裂となった際の手術に安全に対応できないと判断し、現在VBACを行っていません。

血栓症について

婦人科・産科手術では血栓症の予防が重要です。

血液は通常、順調に流れている場合は問題ありませんが、血管に傷がある場合や血流によどみが生じた場合には固まる性質があります。また、血液の病気や妊娠によっても血液が固まりやすい状態になります。 血液が固まった状態を「血栓症」と呼びます。この血栓が移動して肺の血管につまると「肺血栓塞栓症」と呼ばれ、酸素交換ができなくなり、命に関わる深刻な状態となることがあります。 婦人科手術・産科手術などの骨盤内の手術では、特に血栓症を起こす可能性が高いといわれています。

当科で行っている血栓症予防
  • 術後の早期離床
  • ストッキングの着用
  • 術中の間欠的下肢圧迫
  • 抗凝固薬の投与

血栓症のリスクにもよりますが、当科では手術後の血栓症を予防するため、抗凝固薬の注射を行っています。 抗凝固薬を投与することで術後の血栓症が有意に減少するといわれています。また、授乳に関しても問題となった報告はありません。

手術を受けられる方へ

手術術式については、患者さんの症状や病態により、ご希望に添えない場合があります。 まれではありますが、前置胎盤や常位胎盤早期剥離など大量出血が予想される場合は、輸血を準備して手術を行います。 ※手術時間について
記載している手術時間には、別途、麻酔導入・覚醒の時間が加わります。また、手術時間はおおよその目安であり、症例ごとに前後します。