臨床工学部門
臨床工学技士(CE:Clinical Engineer)は1987年に制定された国家資格であり、医学と工学の両面に精通し、人工呼吸器や透析装置などの医療機器を専門的に管理・操作する医療技術者です。 機器が安全に作動するよう点検・保守を行い、医師や看護師と連携しながら患者さんの治療を技術面から支えています。
スタッフ
業務紹介
当院の臨床工学技士は他のメディカルスタッフと連携し、医療機器管理業務、人工呼吸器関連業務、透析業務、特殊血液浄化業務及び手術室業務を行っています。 当院では2017年に手術用ロボット ダヴィンチを導入しており、そういった最先端医療機器の管理も行っています。
医療機器管理業務
当院では、医療機器を中央管理医療機器と各部署管理医療機器に分け管理しており、輸液ポンプ、シリンジポンプをはじめ、人工呼吸器、生体情報モニター、吸引器など院内で広く使用されるものは中央管理機器とし、医療機器管理システムを使用し保守管理を行っています。 院内で使用する医療機器は購入から廃棄まで把握し、パソコン内で情報を管理、故障に対しても可能な限り院内で修理を行っています。 また、職員に対する医療機器に関連した院内研修を行っており、年度初めには新採職員へオリエンテーションとして輸液ポンプや人工呼吸器の研修を実施し、依頼に応じて部署ごとへの勉強会も行います。 人工呼吸器の院内ラウンド、呼吸器を装着した患者の転院の付き添い、医用テレメータのチャンネル管理など業務は多岐にわたります。
血液浄化業務
当院の透析室では38台の多人数用透析装置と1台の個人機が稼働し、外来と入院を合わせて100名程度の患者の透析を行っており、3名のCEが透析業務にあたっています。 看護師と協力して行う穿刺から返血まで透析治療のほか、透析関連装置の保守管理、透析液水質管理を担当しています。また、エコーを活用し積極的にVA管理に関わり、透析条件や透析膜の提案をするなど、透析室にとって、なくてはならない存在となっています。 救命救急センターやHCUで急性期血液浄化療法(エンドトキシン吸着、CRRT、PE)を行うこともあり、急性期以外でも脳神経内科からの依頼でIAPP、皮膚科からの依頼でDFPP、外科や消化器内科からはCARTなど、アフェレーシスにも幅広く対応しています。近年では吸着式潰瘍治療も積極的に実施しています。
2025年度 血液浄化関連実績
手術室業務
当院では2008年より鏡視下手術の立ち会いと麻酔器の点検を主な内容としてCEの手術室業務を開始しました。 現在、手術室には300台を超える数の医療機器があり、手術で医療機器を安全に使用できるよう、専任1名と透析業務と兼務する1名のCEが手術室業務を担っています。 業務内容としては医療機器管理をはじめ、手術中のトラブル対応、麻酔器の始業点検と保守管理、手術支援ロボット業務、各科鏡視下手術の準備、ナビゲーション、顕微鏡及びレーザーを使用する手術の立ち会いを行っています。 医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの波に乗り、2023年にスコープオペレーター業務と、併せて外科のロボット手術補助も開始しました。
認定資格
- 透析技術認定士
- 3学会合同呼吸療法認定士
- 第2種ME技術者
お問い合わせ
臨床工学部門に関するお問い合わせはこちらまでお願いします。
公立能登総合病院 経営管理部 総務課
〒926-0816 石川県七尾市藤橋町ア部6番地4